岐阜新聞「素描」9回目(全9回)

〜夢〜 惑星間貿易

岐阜新聞 令和3年10月31日付 掲載

〜夢〜 惑星間貿易

 皆さまより素描を「読んでますよ」「楽しみにしてますよ」と言葉を頂戴しうれしく思います。執筆にあたり人生を振り返り感じるのは両親の教えが生きていること。子供の頃、家族で食事に行き勘定する際に親が「ありがとうございました」と。 子供心ながら客の立場でなぜかと尋ねると「今日は家族皆で一緒に頂いたおいしい料理と楽しい時間に『ありがとう』を言うのよ」と。社内で「売り上げは社会貢献のご褒美」と話す原点です。そして常々「本を読みなさい」と。小遣いは非常に厳しい親でしたが、本だけは欲しい本を購入してくれました。中学生の時に科学雑誌「ニュート ン」が創刊され、イラスト中心で難解な物理、科学、数学、宇宙、時間等の世界をわかりやすく掲載してあり、毎号楽しみでした。 高校時代はアマチュア無線の免許を取得し、同じ趣味仲間との交信に興奮しました。昨年アマ無線1級に合格し、 老後の趣味への備えも兼ね約2年ぶり復活。無線機から聞こえてくるのは世界中の言語。英語が基本ですが地域により発音が異なり何語か分からないことも多く世界は広いと実感。この世界中の人々に鶏ちゃんを食べていただきたいと願います。
 約500年前コロンブスは地球は丸いと信じジパングを目指しました。約120年前にはライト兄弟が空を飛び、マルコーニが無線通信成功。半世紀前にはアポロが月へ。今年は火星でヘリコプターが飛び、火星大気から酸素生成成功。ならば未来の地球では、宇宙人と交易しているかもしれません。その際には、地球発の食文化の一つとして「鶏ちゃん」での惑星間貿易を夢見ます。 

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岐阜新聞 令和3年10月31日付 掲載
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