岐阜の誇る郷土料理 「鶏ちゃん」を広く普及するため、2012年7月20日に建国した「鶏ちゃん合衆国」構想の始まりは同年1月に「鶏ちゃんで笑え倶楽部代表」地域研究家の長尾伴文氏、「鶏ちゃん交流サロン主宰」建築家の酒井稔氏、鶏ちゃん愛好家で当時、 地方公務員都竹淳也氏の3名から。2月に準備開始、4月に準備委員会を開催し事業計画など議論を重ね、7月まで半年のスピード建国でした。
きっかけは鶏ちゃんの持つ各社、各店、各家庭で異なる多様性を尊重しつつ普及するにはどうしたらよいかの問題意識。 国家形態として複数の国または州から構成される連邦や合衆国があります。各鶏ちゃんを「州」とみなしアメリカ合衆国に準え「鶏ちゃん合衆国」と決めました。メンバーはメーカー、飲食店などの「州」、スーパーなど小売り専門「自治区」、熱い思いで一緒に活動する「国民」で構成。 発起人3人が大統領、副大統領、国務長官となり、それぞれの人脈で閣僚、政府高官、全権大使の政府機関を構成。私も長尾大統領より指名を受け商務長官を拝命。現在は副大統領も兼務し酒井副大統領と大統領を補佐。国であるから、憲法、国章、 国旗「鶏条旗」、国歌「鶏ちゃんの歌」、パスポートも制定しました。
活動はさまざま。合衆国議会では食べ比べしながら議論。鶏ちゃん中央情報局「鶏CIA」活動は専門店に出向き「鶏事」が文化調査、歴史、味の違いを研究。教育機関の国立「羽―鶏(はーばーど)大学」で研究、教育。合衆国に参加する全ての方が面白おかしく楽しみながら、鶏ちゃん合衆国が始動しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
岐阜新聞 令和3年10月10日付 掲載
ーーーーーーーーーーーーーーーーー